給湯器の点検や交換における悪質なトラブルについてまとめてみました。

給湯器交換における悪質なトラブルにご注意下さい

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高齢者を主なターゲットとした住環境のトラブルは後を絶たず、給湯器の点検や交換においても悪質なトラブルは年々増加している様子。給湯器点検商法に関する国民生活センターへの相談は2023年で約1,100件と、前年の約3倍までになっているそうです。

また、給湯器の交換や点検には専門的な知識が必要になるので、高齢者に限らず知識の少ない人も狙われています。そんな悪質なトラブルに巻き込まれないために、この記事では実際に起きた詐欺の事例をご紹介していきます。

どのような手口で話を持ち掛けてくるのかを知っておけば、トラブルに巻き込まれることを防ぐことができます。他にも、信頼できる業者と悪質な業者の違いについてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

実際に起きている悪質なトラブルの事例

ここでは、給湯器の販売業者と名乗って必要のない交換や点検を持ち掛けてくる事例をまとめています。言葉巧みに契約まで誘導し、高額な費用を請求されてしまうので、以下でご紹介しているような話を持ち掛けら場合には注意が必要です。

マンション内での「まとめ工事」の勧誘

過去にマンション内でまとめ工事を行うという虚偽の内容で、給湯器の交換を提案・契約をさせていたという事例があります。

「同マンション内で〇件のお部屋の交換工事が始まるので、お客様もご一緒にいかがですか?」
「管理会社様には連絡済みです。皆様には工事のご案内の事前に行っております。」

実際にはそのようなまとめ工事の予定はなく、マンション住民から信頼を得るために虚偽の情報を伝えていたようです。その中には契約をしてしまい詐欺被害にあってしまった方もいたようで、まとめ工事を持ち掛けていた悪質業者には、不適正な取引行為を行ったとして現在では業務停止命令が出されています。

点検と称して家に上がり込む

悪質なトラブルの事例の中にはメーカーを装い、点検と称して家に上がり込み、不安を煽る内容を伝えて交換の契約を迫るといったものもあります。また、このような悪質業者は機器の購入費用や施工費用の前払いを強要してくるという特徴があります。

ちなみに、信頼できる業者は依頼が無ければ訪問することはなく、実際に依頼したとしても全ての施工が完了してからの請求になります。依頼した覚えもなく前払いを要求してくるような内容を持ち掛けられた場合には、詐欺の可能性を疑う必要があるかもしれません。

また、本当にメーカーの社員であればそれを証明できる身分証明書やメーカーの認定書を所持しています。提示を求めて確認できない場合には悪質なトラブルに巻き込まれる可能性がとても高いので、点検を断って家に上げないようにしましょう。

「今なら割引」という言葉で契約を急がせてくる

悪質トラブルの中には訪問だけでなく電話で機器の交換を持ち掛けてくるという事例もあります。依頼もしていないのに突然電話がかかってきて、機器の交換や点検を持ち掛けるのはもちろん、「今契約すれば割引する」と言って契約を急がせてくるものもあります。

確かに、有名メーカーでも期間限定で割引サービスを行っていることはありますが、だからと言って電話で契約を取ることは行っていません。また、「今なら割引できる」を謳っている悪徳業者は、結果的に高額な費用を請求してくるので安易に契約を行わないよう注意しましょう。

資格を持たない作業員が手抜き工事を行う

給湯器に関する施工作業を行うには専門的な資格が必須です。しかし、残念なことに無資格で施工を行っている悪徳業者が存在するため、資格を持っていない作業員が施工を行い、手抜き工事をされてしまったという事例もあります。

機器の交換や修理、点検には専門的な知識が必要とされるため、無資格の人が工事を行うと不具合や事故を招く恐れがあり大変危険です。ご自分で交換や点検などの依頼をした場合でも、対応してくれる作業員が本当に有資格者であるのかは、ご自分で事前に確認しておくことでトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

信頼できる業者と悪質業者の違いは?

給湯器の交換が必要な際、信頼できる業者と悪質業者をどのように見分ければ良いのでしょうか?まず信頼できる業者ですが、提供するサービスは実際に依頼を受けてから行います。また、訪問する際には事前に決めた日時に伺いますし、費用は施工が完了した後に請求されます。

また、施工担当者は必ず専門的な資格を持っていますし、必要であれば有資格者であることやメーカーの社員であることを証明できるものを提示することができます。ちなみに、有名メーカーでは利用者が安心してサービスを利用できるように、過去の施工実績や施工スタッフの顔写真を公式ホームページで公開しているところがあります。

一方、悪徳業者は突然訪問し契約を持ち掛けてきますし、不安を煽る内容や契約を急がせるようなことをしてくることが多いです。他にも、高額な費用を請求されるケースは多く、誤って契約してしまった場合には短期間で故障や不具合を起こしてしまうなんてこともあります。

少しでも怪しいと感じた場合には、突然訪問していた際にはインターホンで対応して家に上げない、電話の場合は速やかに会話を終わらせましょう。そして、交換が必要な場合には大手メーカーに直接問い合わせる、またはリフォーム会社やホームセンターに施工を依頼することをおすすめします。

悪質なトラブルは未然に防ごう!

何度かご紹介しましたが、信頼できる業者は依頼が無ければ電話は訪問をすることはありません。ですので、相談や依頼もしていないのに給湯器の交換を進めてくるような電話や業者の訪問は怪しいと考えて警戒しておく必要があるでしょう。

実際にたくさんの事例があり、消費者センターには1000件を超える相談が寄せられています。相談件数が増加する中、昨年度は一昨年に比べて約3倍にも増えているのが現状です。特に70歳以上の高齢者の被害件数が非常に多いので、1人で解決せずにご家族に相談して詐欺被害にあわないよう注意してください。

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