給湯器の買い替えの費用は?相場やポイントを解説

給湯器の買い替えの費用は?相場やポイントを解説

寒い季節、温かいお湯が使える給湯器はなくてはならないもの。そのような時期に給湯器が故障したら、すぐに買い替えしないと日常生活に支障が出ます。そうは言っても、めったに買い替えしないものなので価格や工事費が心配ですよね。そこで給湯器の相場や、気をつけたいポイントをまとめてみました。

給湯器が壊れたら…まずチェックしたい情報とは

給湯器は自分で取り付けられないものなので、ガス会社や工事業者を通して購入したという人が多いことでしょう。実は給湯器本体だけを買うこともできるので、その際にはどこで購入すべきか、またどのぐらいの値段なのかをご紹介します。

給湯器はどこで買える?

給湯器を買う際、まず思い浮かぶのは工事を同時に行ってくれる業者に取り寄せてもらうという方法ではないでしょうか。どのような給湯器にするかをカタログや業者のウェブサイト上で選べ、どれを選べばよいのか解らない場合はアドバイスをもらうこともできます。

実は給湯器は自分で買うこともでき、家電量販店やホームセンターなどで購入が可能です。ただし、取り付ける際の電気や配管の工事は免許がないとできないので、結局そこはプロに依頼することになります。購入したショップでこうした工事を依頼できるところも多いので、買う前にその費用もチェックしてみては?

給湯器の相場はいくら?

気になる給湯器の相場ですが、ついている機能によって価格は異なります。また、一括で大量に機器を仕入れられる業者は安く提供することができるなど、選び方によってかなり幅があるのです。だいたいの目安としては、床暖房機能がない20号の場合、一番安いものだとリモコン付きの追い焚きなしで約5~12万円。追い焚きありで、少ないガスでも効率よく給湯できるエコジョーズなら約7~24万円。追い焚きありのエコジョーズで、フルオートだと約10~27万円となります。

取り付け工事費はいくらぐらいかというと、現在ついている給湯器と同じ号数、種類であれば3~4万円程度をみておけばよいでしょう。設置工事はガス、電気などどれであっても、現在使用しているタイプをそのまま継続するなら安く済みます。ガス会社や電気会社を変更する場合は、その会社を利用することを条件に、工事費や機器の大幅値引きをしてくれることもあるので、どのようなプランがあるのか調べてみましょう。

必ずとろう、相見積もり

給湯器の価格は、業者によって値引き額はまちまちで違いがあります。
自社で請け負うのか、下請け、孫請けに依頼するのかでかなり異なります。リーズナブルな給湯器設置を目指すためには、必ず相見積もりをとって比較しましょう。

とはいえ価格だけで選ぶと工事の保証がついていない、アフターサービスは別料金というようなこともあります。
どこまでが価格に含まれているのかを明確にしてから、比較検討することをおすすめします。

給湯器の買い替えをスムーズにするためのポイント

寒い時期なら一日でもないと困る給湯器、そのため、つい焦ってチェックすべきポイントを見落とすことも。どのようなことに注目して給湯器を買い替えるべきか、事前に確認が必要です。

大きさは現状維持?容量アップ?

給湯器を買い替える際は、容量が現状のままでよいかどうか確認が必要。引っ越してきた時ついていた給湯器を使い続ける中で、家族が増えていった人もいることでしょう。その場合、そのままの容量で大丈夫かぜひチェックを。電気を使う給湯器の場合、タンクの容量が小さいとすぐにお湯が足りなくなるということにもなりかねません。容量の目安は、家族が2~4人なら370L、5人以上の場合は550L程度までアップさせた方がよいでしょう。

また、給湯器のパワーは号数で表し、号数が大きければ大きいほど使えるお湯の量が増えます。例えば20号なら、水温+25℃のお湯を1分間に20リットル出すことが可能。家族が多かったり同時に数カ所でお湯を使う場合には、大きい号数の給湯器を選ぶべき。家族が2~4人なら20号で大丈夫ですが、5人以上の場合は28号程度のものをお勧めします。

ちなみに20号以下の給湯器だと、シャワーだけならよいですが給湯も同時に行うにはパワー不足。28号だと、シャワーを使い、なおかつ同時に2カ所で給湯を行ってもゆとりがあります。給湯器のサイズは家族の人数だけではなく生活習慣に関係するので、給湯器を選ぶ前に検討を。

ガスか電気か、それぞれの特徴を知ろう

給湯器はガス、電気、石油など、いくつかの種類があります。今ある給湯器と異なる種類のものを取り付けようとすると工事費がかさみますので、タイプを変更しないで済むならその方が費用を節約できます。

それぞれの特徴についてですが、その時々によってガスや電気の価格差が異なるため、どれが一番お得とは言い切れない部分も。それでも、ガスを使うエコジョーズなら瞬間にお湯を作れるので、初期費用はガスの方がお得と言われています。ランニングコストは、割安な深夜電力を利用するエコキュートの方がお得。しか、しガスの方もお得なプランがあるので、どのような時間にどのような使い方をするのか確認し、業者に相談してみましょう。また、集合住宅の場合は取り付けられるタイプが決まっているので事前に確認を。

エコキュートのメリット・デメリット

最近よく耳にするエコキュートとエコジョーズですが、エコキュートは電気を使う給湯器のことで、値段の安い深夜の電力でヒートポンプを動かし、1日分のお湯を作って貯める仕組みです。そのため電気料金を節約できるのがメリットですが、お湯が足りなくなると料金が安くない時間帯に電気を使うことになり、節約の意味がなくなるというデメリットも。また、停電によって電気が使えなくなると、エコキュートも使えないということも頭に入れておきましょう。

いっぽう、エコジョーズはガスを使ってその時その時にお湯を作るので湯切れがなく、エコキュートに比べるとシャワーの勢いが強くなります。さらに、お湯を貯めておくタンクが要らないので、大きなスペースが必要ないということもメリットです。

まとめ

給湯器を替える際、トータルなコストはエコジョーズもエコキュートもあまり変わりがないとも言われています。決めかねる場合は、ライフスタイルを考慮して、一日を通してふんだんにお湯が必要ならエコジョーズがよいかもしれません。あとは現在の家族の人数に対し、給湯能力が十分かどうか、家族がもし増えても対応できるかどうかなどもぜひチェックを。

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