2022年の給湯器不足はいつ解消される?原因と対策

2022年の給湯器不足はいつ解消される?原因と対策

給湯器は私たちの生活に欠かせない住宅設備の1つです。その給湯器が今、商品不足に悩まされていることを皆さんは知っていますか?新型コロナウイルス感染拡大の影響によって2021年の秋頃から品薄状態が続いており、多くの方が「いつ給湯器不足は解消するの?」という疑問を抱えているようです。

この記事では、そんな給湯器不足について品薄になっている原因や解消の見通しなどをご紹介していきます。給湯器の不足は修理や交換だけでなく、新築を建てることを検討している方にも関係している情報なので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

給湯器が不足している3つの原因

給湯器不足は新型コロナウイルス感染拡大が原因なのですが、給湯器と感染症にどのような関係性があるのかと疑問に感じている方はいませんか?また、品薄状態からすでに半年以上が経過しているのですが、今も不足状態が続いていることに疑問を持っている方も多いでしょう。

そこで、ここでは給湯器が不足している具体的な原因についてまとめてみました。給湯器は冬場になると故障しやすくなる機器なので、今後いつトラブルが発生しても対応できるよう対策するためにも、以下でご紹介するそれぞれの原因を把握しておきましょう。

原因その1:部品の製造工場がロックダウンしている

給湯器の製造に必要な部品は東南アジアの製造工場で作られていて、特にベトナムが製造工場の中でも重要拠点とされています。しかし、ベトナムをはじめとする東南アジアの製造工場では2021年の7月頃からロックダウンしているため、部品の調達ができなくなったことで給湯器の製造ができなくなっています。

原因その2:家電製品に必須となる半導体が不足している

給湯器だけでなく家電製品の製造には半導体と呼ばれる物質が必須となっています。しかし、上記でもご紹介しましたが海外の製造工場がロックダウンしたことによって、半導体の調達の調達もできなくなっているため、給湯器の不足状態が続いています。

原因その3:専門業者に膨大な量の受注残がある

製造工場のロックダウン問題ですが、実は少しずつ解消しているので給湯機の製造も徐々に進められています。しかし、製造が進められているのに給湯器不足が続いているのはなぜでしょうか?

その原因は、給湯器専門業者・リフォーム業者・ガス会社などの専門業者に大量の受注残があるからです。製造は進んでいるものの納品までに時間がかかるだけでなく、受注残が多いため製造が追いつかないことも給湯器不足の原因の1つとなっています。

不足解消の目途はいつ?もしも給湯器が壊れたら?

現在、給湯器が不足している具体的な原因についてはこれまでの内容からお分かりいただけたと思います。しかし、使用年数や季節によって突然故障することがあるため、対策方法や給湯器の不足解消の目途がいつのなるのかを知っておきたいものです。

ここでは、給湯器が故障しないための対策法や不足解消の目途についてまとめてみました。特に給湯器が凍結するほどの寒い地域にお住まいの方、10年以上使用している給湯器をお持ちの方は、以下でご紹介する内容を参考にしてみてください。

年内での給湯器不足の解消目途は立っていない

給湯器の不足問題を気にしている方が最も知りたい情報は「不足解消の目途がいつになるのか?」だと思います。そこで解消の目途について調べてみたのですが、給湯器不足は当面の間は続くと思われており、2022年中の解消の目途は立っていないようです。

東南アジアの製造工場のロックダウン問題は解消されつつあり、製造が進んでいる状態にはなっています。ですが、品薄状態が改善できるほど給湯器の製造は追いついていないのが現状です。

寒い時期に壊れないための3つの対策法

冬の寒い時期になると凍結によって給湯器が故障してしまうことがあります。しかし、凍結対策をしておくことで冬場でも給湯器を正常に使用することができるようになります。そんな給湯器の凍結対策には3つの方法があります。

1つ目は常に天気予報を確認すること。寒波や降雪は凍結しやすくなるので、天気予報を毎日チェックすることで対策をしやすくなります。2つ目は凍結予防ヒーターや自動ポンプ機能を使うこと。これらの機能は配管の凍結防止に効果的なので天気や気温に合わせて使用すると良いでしょう。

3つ目は通水を行うこと。まずはガス栓を閉め、1分間お湯が出る蛇口から水を出しっぱなしにしておきます。この通水を行うことで給湯器の各配管や給水元栓の凍結を同時に防止

できます。この方法は極端に気温の寒い日に効果的なので、冬場の寒さが激しい地域にお住まいの方はお湯を使う前に通水を行うと良いでしょう。

使用年数が長い場合は早めに買い替える

給湯器の寿命は一般的に10年と各メーカーが設定していますが、実際には7~8年ほどで壊れてしまうケースが多いです。また、中には10年以上使ってしても壊れていないという場合もあります。

しかし、寿命が近い、または10年以上経過している給湯器はいつ故障してもおかしくないので、使用年数が長い場合に早めに給湯器の買い替えを行っておくことをおすすめします。実際に買い替えを行うと納品までに3ヶ月以上はかかってしまうので、少し早いとは思いますが今のうちに買い替えておいたほうが安心できるでしょう。

不足解消の目途はまだまだ先になる

今回は給湯器不足について原因や対策、解消の目途についてご紹介しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響から製造が遅れており、納品が追いついていないのが現状です。そして、給湯器解消に関しては2022年中に解消されることは難しく、実際に不足が解消されるのはまだまだ先になることが予測されています。

しかし、給湯器は使用年数や季節によって故障してしまいます。「10年以上使用している」「冬になると寒さが激しい」という場合には、この記事でご紹介している対策方法をぜひ参考にして、常に給湯器が使える状態にしておきましょう。

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